サーフィンの起源や歴史には諸説あります。
世界では西暦400年頃にはサーフィンの原形が存在し、
ポリネシア人が木製の板に乗るようになったのが起源と言われています。
日本での起源は、1964年6月10日の日刊スポーツで、日本で初めてサーフィンしたのは
加山雄三さんだと記事にされたようですが、それより前にしていた人も沢山いるようです。
神奈川県が発祥の地と言われており、第2次大戦後日本に駐留した米兵が
神奈川県のビーチでサーフィンをしたのがきっかけという説があります。
日本では、この10年位でWEBでのサーフィン情報や波情報が広く知られるようになり、
波情報サイト等の普及で波を読む難しさが軽減され、閉鎖的だったサーフィンの風土も、
今では誰もが楽しめるようになった事で、サーファー人口が増え近年急速に普及したように感じます。
世界ではケリースレーターやロブ・マチャド、ミック・ファニング等のレジェンド達がサーフシーンを牽引してきました。
WSL(ワールドサーフリーグ)にて開催されるCT(チャンピオンシップツアー)では、
ツアーのポイントにて世界ランキングが決められ、毎年世界中で新たなスター選手が誕生しています。
WSL:HP(http://www.worldsurfleague.com/)
2020年の東京オリンピックでは追加種目で行われることが決まり、日本のサーフシーンは益々盛り上がっています。
日本人のサーファーが活躍し、日本のサーフィンの更なる発展とサーファーへの理解が深まればと願います。
サーフィンの起源(出典:ウィキペディア)
少なくとも、西暦400年頃にはサーフィンの原形のようなものが存在していたと考えられているが、はっきりとは分かっていない。
航海術に優れた古代ポリネシア人が、漁の帰りにボートを用いて波に乗る術(サーフィング)を知り、
そこから木製の板に乗る様になった、というのが最も有力な説とされている。
ポリネシアの海洋文化研究やホクレアの建造などの仕事で知られるベン・フィニーの研究によると、
サーフィンは広くポリネシア全域に普及しており、
東はイースター島、西はニューギニア、北はハワイ、南はニュージーランドに及んでいたとのことである。
古代ポリネシア民族については、決闘した勇者たちの話や、
山の部族に嫁いだためにサーフィンができずに悲しんだ女性の話など、いろいろな話が伝わっている。
さらに、サーフィンは古代ポリネシア民族の儀式にまで登場したりと、この文化の中心的存在にまで上り詰めていった。
カメハメハ大王もサーフィンを嗜んでいたと言われている。
ヨーロッパ人で初めてサーフィンを目撃したのは、イギリス人の探検家ジェームス・クック船長だと言われている。
クックは、タヒチとハワイでサーフィンを目撃し、そのことを航海日誌に書き残している。
その後、これら島々にキリスト教宣教師たちなどヨーロッパ人が移り住むようになる。
宣教師たちは、布教にあたってポリネシアの文化は野蛮であるとみなし、
文明化を理由に彼らの文化の一部であったサーフィンを禁止し、
さらにサーフボードを取り上げて焼いてしまった。
こうして、ポリネシアにおけるサーフィンは近代において一度終焉を迎えた。
また、日本に於ける起源は後述するが、
1950年代に米軍により日本にサーフィンが伝わったとされる前から波乗りをしていた人も多く、
実際に板子乗りをしている戦前の写真も存在する。
このように、水があれば泳がずに移動できる物を作ろうと思い舟ができた事や、
雪と傾斜があれば「滑ってみよう!」と思いスキー(現代スキーは除く)が生まれた事からも、
世界各地の要所々々で自然発生的に起こったものであり、起源の断定は不可能とする説もある。
日本での歴史(出典:ウィキペディア)
江戸時代の文献に、庄内藩・出羽国領の湯野浜において、
子供達が波乗りをしている様子を綴った記述や、
「瀬のし」と呼ばれる一枚板での波乗りが行われたという記録が残っている。
すなわち、現在の山形県庄内地方が日本の波乗りの文献的な発祥の地と見なせる。
現在の形式の日本でのサーフィンの発祥の地は、
神奈川県藤沢市鵠沼海岸から茅ヶ崎市一帯、鎌倉市、千葉県鴨川市、岬町太東ビーチと言われており、
第2次大戦後日本に駐留した米兵がそれらのビーチでサーフィンをしたのがきっかけという説がある。
1966年7月11日に第1回全日本サーフィン大会が千葉県鴨川市の鴨川海岸で開催されている。
各地でサーフショップなどが開店した事で、多くの用具を容易に取り揃えられるに至っている。
また、サーフスポット近隣のコンビニエンスストアなどでは、ワックスなどの消耗品を扱う店も増えている。