サーフィン用のウェットスーツの種類は多数あります。
季節に応じたウェットスーツの選び方を紹介しています。
ウェットスーツはサイズの合うものの中から選びましょう。
春 「スプリング」「シーガル(半袖長ズボン)」「ジャージフル(長袖長ズボン)」
夏 「サーフパンツ(海パン)」「ラッシュガード」「ベスト(ノースリーブ型)」「タッパー(Tシャツ型)」
秋 「ロンスプ(長袖半パン)」「ジャージフル(長袖長ズボン)」
冬 「セミドライ」「ドライスーツ」「冬用サーフブーツ」「グローブ」「ヘッドキャップ」
春は、海水が冷たく気温が暖かいため、
半袖長ズボンの「シーガル」、半袖半パンの「スプリング」や
「ジャージのフルスーツ(通称:ジャージフル)」と呼ばれるウェットスーツを着用します。
夏は、海水も気温も暖かいため、
「サーフパンツ」や擦り傷・日焼け防止で「ラッシュガード」(海でも良く見かけます)、
「ベスト(ノースリーブ型)」や「タッパー(Tシャツ型)」と呼ばれる上着のみのウェットスーツを着用します。
秋は、海水は温かく気温は寒いため、
長袖半パンの「ロングスリーブスプリング(通称:ロンスプ)」や、
「ジャージのフルスーツ(通称:ジャージフル)」と呼ばれるウェットスーツを着用します。
冬は、海水も気温も冷たいため、
「セミドライ」と呼ばれるウェットスーツを着用し、
寒さによって「冬用サーフブーツ」、「冬用グローブ」、「ヘッドキャップ」を追加していきます。
「セミドライ」は素材自体は水を通さないが首や手足から水がしみ込んできます。
日本海等の極寒地では、「ブーツ」まで一体になって完全に水が入ってこない「ドライスーツ」を着用したりもします。
「ドライスーツ」は中に空気を含んでいるため、水中で誤って体が逆さになり足に空気が溜まると、
元の体勢に戻れなくなる事もあるため、使用の際は注意が必要です。
その他にノンスリーブタイプで動きやすさを重視した、半パンの「ショートジョン」、長ズボンの「ロングジョン」等があります。
「サーフパンツ」の腰回りは、伸びない又は紐で縛れるものでなければいけません、
波に飲まれたり、「ドルフィンスルー」の際に脱げてしまいます。
まずはぴったりと合うサイズのものを選び、デザインはサイズの合うもの中から選びましょう。
「海パン」と呼ばれる物には、腰回りがゴムになっている物も含まれますので、選ぶ際には注意が必要です。
サーフパンツはオシャレでお気に入りのものを使用したいですね。
「タッパー」や「ベスト」「スプリング」「ロンスプ」「シーガル」「ジャージフル」「ブーツ」等の素材は、
主に「ジャージ」と呼ばれる素材を縫製してできています。
「ジャージ」は素材から水がしんなりとしみ込んできますが、伸縮性があり動きへの影響は少ないです。
「セミドライ」や「ドライスーツ」「グローブ」「ヘッドキャップ」は主に水を通さないゴムでできています。
「セミドライ」と「ドライスーツ」は首や手足からの水の浸入をできる限り防ぐために、サイズを綿密に図りオーダーで作ります。
体にフィットしていて伸縮性が低いため、サーフィン中の動きを制限します(パドルがしんどくなります)。
中は起毛等の素材でできているものが多く、とても暖かいです。
継ぎ目は接着剤で繋いでいるだけなので、劣化してくると継ぎ目から裂けてきたりもしますが、
そんな時は「ウェットボンド」でくっつけます。
上記の体温を守るウェットスーツとは違い、
岩やサンゴ(リーフと呼びます)、貝等から足を怪我から守る「リーフブーツ」と呼ばれるものあります。
「リーフブレイク」(ビーチではなく岩の上でブレイクする波)は危険ですが、いい波が多いので、
近くまでいける「リーフブーツ」は季節を問わず用意しておきたいです。