サーフィンで使用するリーシュコード(パワーコード)は、サーフボードとサーファーの足を繋ぎ、サーフボードが体から離れて波に流されないためにあります。
ボードが流されると人に当たって怪我をさせてしまったり、泳いで取りに行くのは大変です。人に怪我をさせないためのマナーとして必ず装着するようにしましょう。
リーシュコードの長さはサーフボードと同じか、少し長いものが適切な長さになります。リーシュコードの交換頻度は1年毎と言われています。
サーフィングッズ紹介
リーシュコードの選び方(長さ・太さ)・付け方
【目次】
リーシュコードの使用目的は、サーフボードとサーファーの足を繋ぎ、ワイプアウト(※)の際にサーフボードが身体から離れて波やウネリに流されないようにするためにあります。
「自分のボードが流されたら取りに行くのが大変」これも目的の一つですが、やはり「流されたボードが人を怪我させてしまう危険性を回避するための最低限のマナーとして装着する」事が大切です。
波が小さかったり、上手な人で「ボードを離すような事は無い」と過信して、稀にノーリーシュの人を見かけますが、もし自分のボードで人を怪我をさせては楽しいはずのサーフィンが台無しです。
サーフィンを楽しむ上で、自分と周りの人のためにも必ずリーシュコードは装着しましょう。
(※ワイプアウトとは=ライディング中やテイクオフの際に、自分の意志ではなくサーフボードから落ちてしまう事)
(※プルアウトとは=自分の意志でライディングを中断し、波の裏側へ行く事)
リーシュコードの長さは、サーフボードと同じか、それより少し長いものが適切な長さになります。
リーシュコードを購入の際は長さを間違えないように注意しましょう。
リーシュコードの長さがサーフボードと同じなのが適切である理由は、サーフボードと自分の体が波の中でぐりんぐりんにもまれる時に、サーフボードとの接触で怪我をしないようにサーフボードの長さの分だけサーフボードを体から離し距離を置くためです。
反対に長すぎると、ライディング中の水の抵抗が大きくなり、パフォーマンスが落ちてしまいます。長さは適切な物を選びましょう。
サーフボードの長さ | リーシュコードの長さ |
~5ft | 5ft (152.4cm) |
5’0~6’0ft | 6ft (182.9cm) |
6’0~7’0ft | 7ft (213.4cm) |
7’0~8’0ft | 8ft (243.8cm) |
8’0~9’0ft | 9ft (274.3cm) |
9’0~10’0ft | 10ft (304.8cm) |
10’0~11’0ft | 11ft (335.3cm) |
11’0ft~ | 12ft (365.8cm) |
リーシュコードの太さは、使用する状況に応じて必要となる太さが変わります。
細いリーシュは「COMP」、太いリーシュは「REGULAR」と表記されています。また、mmで表記されている物もあり主に5mm~8mmが展開されています。
細いリーシュ「COMP」は、COMPETITIONの略で大会用という意味になります。コードが細いと水の抵抗が減り、パフォーマンスが良くなります。ビーチではパフォーマンス重視の「COMP」がおすすめです。
太いリーシュ「REGULAR」は、リーフ(サンゴ礁や岩)にコードが擦れて切れないように、大きな波で強くコードが引っ張られて切れないように、リーフや大きい波でのサーフィンにおすすめです。沖縄や海外での使用は「REGULAR」がおすすめです。
リーシュコードの太さが「mm」で表記されている物については、5~6mmが「COMP」、6.5~7mmが「REGULAR」に相当します。
日本で小波~アタマサイズ位までなら5mmで十分対応可能です。リーフポイントやオーバーヘッド~ダブルサイズの波なら6.5~7mm、ダブル以上の波には8mm以上がおすすめです。
リーシュコードを付ける位置は、ライディング中に邪魔にならないように後ろ足に付けます。
レギュラースタンス(※)の人は右足首に、グーフィースタンス(※)の人は左足首にリーシュコードを付けます。
(ボディーボーダーは腕に付けます。ボディーボードのリーシュコードは、ショートボード用の物とは長さや形状が違います。)
(※レギュラースタンス=進行方向に対して左足が前、右足が後ろになるスタンスの人。)
(※グーフィースタンス=進行方向に対して右足が前、左足が後ろになるスタンスの人。)
サーフボード リーシュコードの付け方(0:28)Megumi Maeda
サーフボード側には、リーシュカップという紐をとおせるカップが付いているので、まずはそこにリーシュロック(丈夫な紐)を通して輪っかを作ります。この輪っかにリーシュコードを繋ぎます。
【ヒモの秘密】リーシュコードの”ヒモ”使い方合ってる!?(5:06)ゆるっとKumeBro's
1:12からリーシュロックの付け方が紹介されます。
サーフボードのリーシュカップにつける紐です。長さに注意して取りつけましょう。
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海から上がると金属部分等に塩水が付着しているため、放っておくと錆びてきます。海上がりは金属部分を真水で洗って錆を防ぎましょう。
保管の際はクセがつかないように真っすぐ吊るすようにしましょう。
サーフボードに巻いたままにしておくと、巻きグセがついてしまい足に絡まりやすくなってしまいます。
足に絡まりやすい原因の主な理由は巻きグセの付いたリーシュコードを使用している事にあります。
帰宅後は毎回ボードケースから取り出して、正しく保管するようにしましょう。
リーシュコードの交換頻度は1年毎と言われています。
海水による金属部分のサビや経年劣化によりコードが切れる前に交換しましょう。
大きな波が割れる所でリーシュコードが切れてサーフボードが流され、身体一つで泳いでサーフボードを取りに行ったり岸まで戻るのはできる限り避けたいところです。
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