サーフィン映画

ハリウッド映画や邦画でもサーフィンを題材にした映画は沢山あります。主人公がサーフィンの虜になっていく物語が多く、サーファーとしてはとても共感できます。サーフィンを始めると、人生が変わります。自分の中でサーフィンという存在が大きくなっていき、サーフィンが生活の一部となり、生き方や考え方が変わっていきます。そんなサーフィンに取り憑かれた人達の物語を紹介してまいります。


ハートブルー(POINT BREAK)

題名:ハートブルー(POINT BREAK)

主演:キアヌ・リーブス(ジョニー・ユタ役)、パトリック・スウェイジ(ボーディ役)

その他出演:ゲイリー・ビジー(アンジェロ・パパス役)、ロリ・ペティー(タイラー・エンディコット役)

製作:1991年7月(アメリカ合衆国)

収録時間:122分

ジャンル:ハリウッドアクション映画

その他:FBI捜査官と銀行強盗団がサーフィンを通じてお互いを理解していくアクションムービー

ウィキペディア:ハートブレイク

内容(最初の約20分):キアヌ・リーブスが演じる「ジョニー・ユタ」は、FBIアカデミーでトップ2%に入る優等生で、新米の特別捜査官としてロスの銀行強盗部門に配属される。そこで銀行強盗部門一筋22年の、ゲイリー・ビジーが演じる「アンジェロ・パパス」とペアを組んで、年間1322件も発生し1000件以上を検挙するロサンゼルスの銀行強盗事件の中でも、FBIも全く足取りが掴めずにいる「大統領強盗団」を追うことになる。「大統領強盗団」はレーガン・カーター・ニクソン・ジョンソン大統領のマスクを被った4人組で、訓練されたプロのような連携と結束で、3年間で27件も銀行強盗を行う。犯行時間は90秒で、一切負傷者を出さず、移動には盗難車を使い一切犯行の痕跡を残さない。相棒のパパスは長年「大統領強盗団」を追っていて、防犯カメラに映った犯人の体の一部の日焼跡や、過去の犯行で残した靴の泥を鑑定すると、蝋(ろう)が含まれており、サーファーが使う「SEXWAX」(サーフボードに塗る滑り止めのワックス)の可能性が高い事や、犯行が6月~10月の夏に行われる事から、犯人は「サーファー」であるとの推理をユタに教える。ユタとパパスは、犯人がサーファーであると確信し潜入捜査を行うにする。

 

しかし、サーファーが作る独特のコミュニティに入らなければサーファーの情報は得られない。そこで、ユタは持ち前の運動神経を活かし潜入捜査のためにサーフィンを初める。初めてのサーフィンで溺れて死にそうになっていた所を、ロリ・ペティーが演じる女性サーファーのタイラー・エンディコットに救助され、「ここは初心者がくる所じゃない」「他でやりなさい」とサーフィンの厳しさや難しさを説教されるが、ユタはサーフィンを覚えるため、そしてサーファーのコミュニティを知るため、タイラーへの接近を図る事にする。

 

ユタ捜査官は、タイラーの車のナンバーから個人を特定し、警察の持つ犯罪履歴や個人情報から、タイラーの両親が過去に飛行機墜落事故で死亡していることを知り、自分も2年前に両親を亡くしたと嘘をつきタイラーに接近する。親を亡くしてそれまでの人生は親の望む人生を歩んでいた事に気付き、自分のしたい事をするのが本当の人生だと思うようになり、1ヵ月前にオハイオ州からロサンゼルスに来て、初めて海を見てから海に取り憑かれ、サーフィンが上手くなりたいという嘘の想いをタイラーに打ち明け、サーフィンを習いたいと頼む。ユタに心を開いたタイラーはサーフィンの基礎だけならという条件で、渋々サーフィンを教える事になる。

 

潜入捜査として始めたサーフィンだが、タイラーとのサーフィンを通じてサーフィンの魅力にどんどんハマっていくユタ捜査官。ある日、タイラーの元恋人でもある地元のサーファー、パトリック・スウェイジが演じる「ホーデイ」と出会う。ユタは、大学では法科に進みながら、アメフトでは背番号9番を背負うクォーターバックを務め、文武両道のエリートでありつつもその眼の奥に自分と同じ「スリルを追い求める危険な匂い」を感じ、ホーディはサーフィンの魅力をユタに教えていく。

 

「大統領強盗団」がいると思われるサーフポイントでサーフィンをしていると、ある男が乗っている波にユタが前乗りしてしまい、パンチアウトをくらい、リーシュコードはナイフで切られて、岸に戻る事になる。シャワーを浴びていると、先ほどの男とその仲間達に取り囲まれ、再び殴られていると、近くにいたホーディに助けられ、一緒に素行の悪いサーファー達を殴り倒す。素行の悪いサーファー達の事を調べると、過去に沢山の犯罪歴があり刑務所にも服役していた事を知り、彼らが大統領強盗団だと思ったユタは、自宅を家宅捜索するが、、、。

 

FBIという肩書を隠して、嘘の経歴で「タイラー」や「ホーディ」に近づいた主人公の「ユタ」が、次第にタイラーに惹かれていき、サーフィンの魅力を理解していく様子を描いています。派手な撃ち合いやダイナミックなアクションもある、サーフィンを題材にしたハリウッド映画です。サーフィンにハマっていく過程に共感できます。作品が作られたのは30年位前で、現在のサーフボードのデザインや形状と比べて古いですが、良い波を追い求める想いは今も昔も全く同じです。


ロード・オブ・ドッグタウン(LORDS OF DOGTOWN)

題名:ロード・オブ・ドッグタウン(LORDS OF DOGTOWN)

監督:キャサリン・ハードウィック

出演:エミール・ハーシュ(ジェイ・アダムス役)、ヴェクター・ラサック(トニー・アルヴァ役)、ジョン・ロビンソン(ステイシー・ペラルタ役)、ヒース・レジャー(スキップ役)

製作:2005年6月(アメリカ合衆国)

収録時間:107分

ジャンル:スポーツヒューマン映画

その他:サーフィンやスケボーを通じて、人生で自分に大切な物は何かに気付いていくヒューマンドラマ

ウィキペディア:ロードオブドッグタウン

内容(最初の約20分):物語は1975年のカリフォルニア州ベニスでローカルサーファーのスキップ達がサーフィンしている所から始まります。地元「ドッグタウン」でサーフショップ「ゼファー(ZEPHYR)」を営み、ローカルサーファーのボスのような存在のスキップは、これからはスケートボードが流行ると踏んで金儲けを企みます。スケートチーム「Z-BOYS」を作り、自分の店を溜まり場にしているドッグタウンの若いサーファー達をスケートチームに入れて、大会で結果を出させてスケートチームが有名になれば、自分の店のスケートボードが売れると考えます。

 

ドッグタウンで生まれ育ち、いつも同じ海でサーフィンしている「ジェイ」「トニー」「ステイシー」だが、「ステイシー」だけは声がかからなかった。スキップは、ジェイやトニーが所属するZ-BOYSを引き連れてスケートボードの大会に出場する。会場に行くとステイーも個人で参加していて、ライバルとして技術を競う事となった。

 

初めは他のチームが技を披露し、「180°のエンドオーバー」や「ハンドスタンド」、「ダフィー」から「テールウィリー」と続き、「360°」でフィニッシュ、名前のある技を沢山披露し高得点が出る。

次はジェイ・アダムスの順番。サーフィンの様にアグレッシブなスタイルで、低い姿勢でのターンや片足を伸ばしての「180°クリスティー」、両手でボードを持って跳ねたり、ランプ(台)から落ちたりと、独創的で名前もない技を繰り出し規定の技を一つも入れずに演技を終了する。審査員は戸惑い、スコアは低いものばかり。

次はトニー・アルヴァの順番になる、まずは素早い「Sターン」から始まり、「フロントサイド180°パワースライド」や「ウォーキングスピナー」、地面に手をついての低いターン、最後はジャッジの目の前で360°と素晴らしい演技でその日の最高得点を付ける。

最後は個人で出場しているステイシー・ベラルタ。スロープいっぱいを使い手をついてのターン、サーフィン雑誌見るような低い姿勢の技を見せ、最後は5回連続での360°を決め、その日初めての大技を出したステイシーのスコアはトニーと並ぶことに。

 

しかし全ての演技が終了後にジャッジからは、トニーは地面に手を着いたからと失格にされてしまう。ステイシーは「みんなもやってるよ!」と反発する所に、トニーが間に入って感情的に抗議すると、ジャッジからは「字も読めないのか?」と言われ思わずトニーは手を出してしまう。結局トニーは失格となり、優勝はステイシーになった。

 

その結果を見たスキップは、ステイシーの実力を認め、Z-BOYSに招き入れる。それからのジェイ、トニー、ステイシーの3人は、スケートボードの楽しさに夢中になっていく。他人の家に勝手に入り、プールでのスケートを初めるが、大会でも結果をだし、スケートボードの人気の高まりとともに有名になっていく3人。3人のおかけでスキップのスケートボードは沢山売れるようになるが、金儲けに溺れるスキップを見て、周りの人間は少しずつ離れていく。ジェイ、トニー、ステイシー達には他のスケートボードメーカーからスカウトがあり、スキップについていけなくなった3人は別々のチーム別れていく。スタイルも考え方も、それぞれが自分の道を歩んでいくが、、、。

 

感想 : 見ていると気持ちが若くなり、バカしたくなる映画ですww 心を開放するためにサーフィンをしている事を思い出し、ずっと夏休みをしていたい、自由にサーフィンがしたい、自由に生きたい。そんなサーフィンをしている単純な理由を思い出させる映画です。


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